象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

マラルメ2冊。そのほかの、一日、の、断片、

いよいよ、あの20世紀の独裁者のように、焼け跡から拾いだした本や紙紙に対しての`最終的解決`を図らなければならない。いつまでもそのままにしておけないーー。そのように、悲劇的な気分を演出して、一箱一箱段ボールの箱を開けてゆく。

 

ちらりと目に留まったサルトル「ボードレール」の冒頭の言葉。

『「彼は自分に価した生涯をもたなかった。」ボードレールの生涯は、この負け惜しみの格言をみごとに説明するもののようである』(佐藤朔訳)

誰も、自分に価する生涯を持たない。人の自意識の内側に住んでいる小さな王様ーーこの、世界の王の中の王に、見合うだけの生涯などこの世にはない。

 

自分に価しないと思われる生涯は、いったい何に価しているのか?

ふむ。素晴らしき虚無に。

あはは。あはは。

(乾いた笑いをわらってみる)

 

マラルメを2冊古本など〜にアップ。

Le guignonの
素晴らしき最終行。

vont ridiculement se pendre au reverbere

`途方もなく、reverbereで首を吊りそうです`

u-nn。無料翻訳機の馬鹿!

 

古本屋の日記 2015年1月31日