長い間会っていない先輩に電話をしようと思って、間違えて、ついぞ電話などしたことのない親戚のおじさんにかけてしまう。最初、お互いに、なんだかどまどってぎこちない感じでしたが、お酒の飲み方がわたしとそっくりな(というかわたしが似ているわけですが……)おじさんの近況や病気の具合など聞いているうちに会話がほぐれ、こちらも貧しき古本暮らしのあれこれを少し話してみたりなどして、なんと表現したらいいのか解りませんが、ちょっとうれしいようなもうしわけないような変な気持ちのする一時を味わいました。それから、先輩に電話。最近どうも引きこもりがちですので、積極的に外の空気を吸わねばと、金魚のように口をぱくぱく。
間違い電話。
古本屋の日記 2013年11月18日