お世話になりっぱなしだった道具屋さんのお店に久しぶりに顔を出す。大病を患ったと人づてに聞いていましたが思ったよりも元気そうなので少し安心。忙しいとかなかなかこっちの方には来ることがないのでと不義理の言い訳ばかりのわたしを笑って迎えて下さり、象々恐縮いたしました。古い道具類に囲まれながら、あれこれと、普段本屋さんからは聞けないような面白き話に耳を傾けていると、いつも、時間の過ぎてゆくのが遅く感じられます。夕方ーー帰り際、話の合間に見せていただいた2、3の古いモノを譲っていただきましたが、その中の一つが、正におっしゃっていたような高い値段で売買いされているらしいことに帰って気づき反省。象々曰くそんなには売れんでしょうーー、でしたが……、またいつかお返しいたしますのでご容赦を。
道具屋さんを訪ねる。
古本屋の日記 2013年5月28日