象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

ドナドナ風の一日、象のお財布を貰う。

市場。

私の出品が激安で落札されてゆくのを身を硬くして、見守る。そこまで安なくてもええんとちゃうかなあと思いながら、300円で声が掛からずに200円に下がったところで「はいっ」といって、自分で落札する。市場の進行の邪魔にならないように。振り手の方に、申し訳がないので。……。ドナドナ歌う。すみません。今日、私の古本は、悪うございました。

 

 

〜天からの頂き物。財布を持たず、いつも裸のお金をポケットに突っ込んでいるわたしに、素敵な、象の財布の贈り物。空から、象が降りてくる。幻ではない。

 

象々


下がり相場の今が買い時。誰も買わないんなら、ワシが買う象。よく儲かるに違いない。

儲かったら、そのお金を、これからはちゃんとお財布に入れようと思う。

古本屋の日記 2012年6月4日