古本・版画・建築書・骨董の出張買取 古書 象々 > 象々の素敵な日記 > 古本屋の日記 > 誰もいない道。 誰もいない道。 「あれは亡霊が桑の葉の匂いをかぐころ」 〜稲川方人 われらを生かしめる者はどこか〜冒頭部 三十五年前に亡くなったおじいちゃんと十五年前に亡くなったおばあちゃんと七年前に亡くなった幸子ねえちゃんにもう二度と会うことはないのだということ、そう、それを、今頃になって、ほんとうにさみしいことだと、思う。長尾病院につづく土道の途中にあった小さな家の前で、皆で、写真を撮った、あの光は、今もあるのに、その道にはもう誰も立っていない。 記事作成:古書 象々 (2012年5月15日 更新) 古本屋の日記 2012年5月15日 次の記事:京都・奈良の古本買取・版画買取は〜0120-313-002〜古書象々にご相談下さい! 前の記事:文明に出会ったマリオ族のように。 象々の素敵な日記一覧 ー建築書・版画・古本の高価買取ー古本の出張買取について ー古本、版画、骨董は古書象々へー 古本の出張買取のご相談